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re:Invent 2017 参加レポート(後編)

こんにちは。IT基盤デザインGの松本です。

re:Invent 2017 参加レポート(前編)の続き、re:Inventの3日目以降をご報告させていただきます。

11/29 (3日目)

いよいよKeynote初日です。前日にAWSの知人から「絶対に会場で聴いた方がいい」と聞いていたため、朝7時に待機列に並んでみました。

30人目くらいに並べたようで、スタッフの方が「朝早くから来たあなた達にステキなプレゼントがあるよ!」と参加証のバーコードを読み取っていきましたが、その後何もなく、アレはなんだったのか…(Keynoteではステキな発表が沢山ありましたが)。

KEYNOTE – Andy Jassy(CEO, Amazon Web Services)

朝早くから並んだおかげで、かなりいい位置に座ることができました。講演が始まる前はDJが、始まった後はバンドが音楽を奏でていて、とにかく派手で驚かされます。

Keynoteでは毎年大量の新サービスが発表されてきましたが、今回も数え切れないくらい発表されました。中でもコンテナ関連は注目度が高いようで、EKSやFargateの発表時は、会場全体から大きな拍手と共に歓声が上がる盛り上がり。コンテナを管理してデプロイやスケーリングなどの運用を自動化できるKubernetesは、コンテナを扱う上で欠かせない存在となってきていますが、AWSのマネージドコンテナサービスであるECSは独自のものであり、Kubernetesを使うには自分で構築するしかありませんでした。メインの環境はAWSだけど、マネージドなKubernetesが使えるからコンテナクラスタだけはGCP、というケースも結構あったのではないかと思います。今回発表されたEKSはECSがKubernetesに対応したものであり、リリースされればコンテナクラスタもAWSを使う所が増えるかもしれませんね。もう1つのFargateはコンテナインスタンスの管理すら不要になるというコンテナ実行サービスで、Lambdaのおかげで単純な機能であればEC2の構築をしなくてもよくなったように、Fargateも新しい開発スタイルをもたらしてくれるかもしれません。私も次のサービス開発時はFargateを使える部分はないか検討しようと思っています。

個人的に他に気になったものは、AWSのマネージドDBに仲間入りしたグラフDBのNeptuneや、端末側でディープラーニングモデルが実行可能なスマートカメラDeepLensです。グラフDBは部署や人間関係のデータからレコメンドのデータまで様々な用途に適していますが、マネージドサービスが今までなく、自分で構築するしかありませんでした。NeptuneならRDSと同じように気軽に使い始めることができるため、サービス開発時に導入しやすくなります。DeepLensは映像をサーバに送信する前に、端末側で映像の判定が可能になるということで、犬が映った映像のみサーバに保存する、などの動作をさせることが可能になると思われます。発売開始したらぜひ買ってみたいです。

Keynote後、乾燥している環境での生活や早起きが影響してか体調を崩してしまい、翌日のために部屋で休むことにしました。

11/30 (4日目)

Keynote 2日目です。なんとか体調も回復し、8時半には待機列に並べました。

会場のMGM Grandは世界最大の面積を誇るホテルのようで、シャトルバスを降りてからもなかなか会場にたどり着けない広さでした。

KEYNOTE – Werner Vogels(CTO, Amazon.com)

Keynote会場はアリーナ。プロレスやボクシングの世界タイトルマッチも行われる場所のようです。Keynoteでは、最初のre:Inventから現在までの5年間に起きた開発環境の変化の振り返りと、未来予測が語られました。

新サービスの発表は控えめでしたが、印象的だったのは2点。1つめはAlexa for Business。文字通り企業向けのAlexaです。会議システムやスケジュール管理システムと連携し、会議の開始やスケジュールの確認をAlexaに行わせることができるものです。それ以外にも、受付に置いてある端末のAlexaが来客対応をしながら担当者に通知をする…といった使い方も思い浮かびます。受付業務の自動化という点では既にiPadなどのタブレットで実用化されていますが、タッチ入力か音声入力かで受付の印象も変わると思います。家や車から、職場や商業施設まで、あらゆる所でAlexaが使われている未来が来るかもしれません。

2つめはIoT x Sports。SF映画やアニメに出てくるような、選手のデータがリアルタイムに表示されながら試合を鑑賞するデモが行われ、会場が沸きました。ステージには実際のボクシング選手が擬似的に試合を行い、後ろのスクリーンに派手な演出でデータ表示が行われます。グローブに仕込んだIoTデバイスや周囲のカメラ・センサーで様々なデータを取得することで可能になる将来像のデモでしたが、そう遠くない未来に実現しそうな気がします。

Keynote後はEXPOを巡り、ステッカーやTシャツなどのノベルティを入手。帰国後にチームメンバーに配布しました。夕方からはJapan Wrap-up Sessionに参加し、今回のre:Inventで発表された新サービスやアップデートを日本語で聞くことで、復習することができました。

re:Play

そして夜は、後夜祭のre:Playが行われました。大きく3つのエリアに別れ、中央はDJの大音量ライブが行われるエリア、左はカジノやゲームが沢山設置されているエリア、右はアーチェリーやバドミントンなどのアクティビティが楽しめるエリア。食べ物やお酒も振る舞われていて、日本では考えられない規模の後夜祭でした。連日のセッションで疲れた所を、盛大なパーティで発散させる所が素敵ですね。

12/01 (5日目)

5日目は午前中しかセッションがなく、ほぼプライベートに使わせていただきました。翌日が帰国日で朝6時の便だったため、集合時間は4時。寝坊が怖かったので寝ずに出発することになりました。ラスベガスは帰国時がハードですね…。

 

以上、re:Invent 2017参加レポートでした。

re:Inventもラスベガスもどちらも非日常感を味わえて、とても刺激的な1週間でした。逆に、自分の英語力のなさを痛感した1週間でもあり、次に海外カンファレンスに行く機会があれば、もっと英語で会話できるようになっておきたいな…と思っています。